ふくらはぎにあるボコっと膨らんだ塊、
力を抜いて消えないその物体が長年謎でしたが、いろいろなところに「このふくらはぎの塊ってなんですか?」と聞いたり、本を読んだりしてだんだんと謎が解明してきました。
ふくらはぎの塊、その正体はふくらはぎにある筋肉のこりです。
以前MRIでふくらはぎ部分を撮影したところ、塊にあるのは筋肉でした。
確かに、筋肉でしたが、この筋肉は触っていると硬く、押すと鈍い筋肉痛のような痛みがします。
まさにコリの痛みです。
コリ(こり、凝り)とは筋肉が収縮したまま元に戻らなくなった状態です。
コリがある筋肉は収縮しているために力こぶを作った時のようにボコっと膨らんでいます。
コリは同じ筋肉を使い過ぎたり、逆に筋肉を使わ無さ過ぎたり、捻挫をすると発生すると言われています。
長時間パソコン作業をしていると首や肩、腕はずっと同じ姿勢を強いられるために筋肉が疲労し、コリになります。
歩き方が悪かったり、足先に力を入れる癖があったり、ヒールをよく履いたりするとふくらはぎにコリが出来やすくなります。
ヒールを履くことは意識できますが、歩き方が悪かったり、足先に力を入れる癖があるのはとても無意識です。
そのため、いつのまにふくらはぎにコリができてしまっている人はすべての人のふくらはぎの中心部は硬いのかと錯覚してしまっていると思います。
実際わたしも妹のふくらはぎを触らせてもらうまで「ふくらはぎの中心が硬くないのが普通」という事実に長年気づきませんでした。
ふくらはぎのコリは根本的に解決しないといけない
肩コリは悩んでいる人が多いために対処方法も沢山あるのですが、ふくらはぎのコリはあまりメジャーではないので治療しようにも方法があまりないのが現状です。
(ふくらはぎ揉みほぐし整体など)
ふくらはぎのコリをなくす方法は根本的に体の使い方を変える、マッサージをして揉みほぐす、ストレッチをする、などです。
コリができた原因が日常生活の癖ならばこれをやめないかぎりはマッサージで一時的に解消してもまた元に戻ります。
ふくらはぎのコリがなくなれば美脚に近づく
コリは放置すると感覚がマヒして痛みを感じなくなっていきます。
時間がたったコリは回復の時間が遅れます。
1日でできたコリは1日かければ治りますが、1年かけてできたコリは1年かけないと取れないと言われています。
つまり、「あれ?これコリなんじゃないかな?」と思ったときに解消してしまわないと治りづらくなってしまうんです。
コリがあることで血流は悪くなり、ふくらはぎが疲れやすくなり、筋肉のパフォーマンスも悪くなります。
パフォーマンスが悪いというのは歩くときや動くときになめらかではなくなるということです。
見た目がボコっとしていて気になるだけでなく、脚にも良くないのです。
血流が悪いということは浮腫みやすいということ。脚が浮腫むと太くなります。
コリがあることでふくらはぎは太くなります。
逆に言えばコリさえ取れば長年細くならなかったふくらはぎが細くなる可能性があるのです。
ふくらはぎに硬いシコリ(コリ)がある人はそれを解消することで美脚にグっと近づきます。